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ISS多目的補給モジュールラファエロ

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スペースシャトル固体ロケット上部

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スペースシャトル コロンビア

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STS-104 アトランティス打ち上げ

 

火星居住

オデッセイ 小説を読むのが先か、映画を見るのが先か?

昨日、THE MARTIANを視聴しました。 アレス3(アキダリア平原)からアレス4(スキャパレリ盆地)への3200キロの遠征で起こったトラブルの部分(下の図の青い線の右下半分)がカットされていることに気が付きました。 インタビュー映像で、監督が言っていまし…

マーズ・オデッセイ Let's do the math 生存パターン

マーク・ワトニーが生存できたシナリオについて小説をもとに計算しました。よくわからない部分については私が設定を仮定しています。すべての物質を質量に換算して、Sol 0-504(MAV到着)までを計算した結果の一部を以下に示します。設定条件を変更すればま…

マーズ・オデッセイ Let’s do the math

******最後の記事は、本の内容から離れます***** 米国でThe Martian(邦題:オデッセイ)が公開された日、一人のNASAの研究者から私達に1通の電子メールが発せられた。 私達とは、NASAの各センターにいる研究者、NASAのコントラクターのエンジニア、米国の大…

マーズ・オデッセイSol 505-549 ついに捕獲

Sol 505 MAVに入ってシステムチェックを済ませ、起動。MAVが生命維持環境になるのを待つ。 MAVには通信回線があり、久しぶりにNASAとの通信が可能なる。 水を無駄にするな、尿を捨てるなとNASAから指示が届く。理由は、この後の作業に大きく影響するからです…

マーズ・オデッセイ Sol 458-504 アレス4 MAVまでの長い道のり

アレス3からアレス4までの旅程(直線距離で3200キロ) 注)この図は、私が小説にある情報をもとにGoogle Marsの火星図に書き込んだものであり、正確さについては保証できません。 Sol 458 出発10 Sol目、マウルス谷に到着、2回目のエアー・ソル(酸素供給器…

マーズ・オデッセイ Sol 376-449 遠征準備完了、ついに出発

中国の酒泉から打ち上げられた追加のサプライは、無事、ヘルメスにドッキング完了した。 Sol 376 ローバの改造がついに完了 Sol 383 火星全体の大まかな衛星地図をもとに3200キロの行程を考える。 最初の650キロ、アキダリア平原をスムーズに進み、クレータ…

マーズ・オデッセイ Sol 192-211 長距離遠征用にローバ改造、通信手段再びロスト

Sol 192 スキャパレリクレーターまでの3200キロの遠征の準備を始める。 前回のパスファインダーまでの遠征は18 Solかかった。 今度の遠征は、移動に50 Sol、MAV改造に45 Solの95 Solを想定、ほぼ100 Sol必要。 ヘルメスのフライバイは、Sol 549なので、Sol 4…

マーズ・オデッセイ 食料サプライミッション失敗、そして新たな救出ミッション

ワトニーへの緊急サプライミッションが計画された。Sol 584までに火星へ送り込む必要がある。残された時間は475日、火星までは414日かかる。48日間で機体アイリスを製造することになった。しかし結局、期間短縮のために点検とテストを省いたことにより、ボル…

マーズ・オデッセイ Sol114-122 新たな危機

ワトニー救出プランが策定され、希望が見えてきたとき、ついに、(ワトニーが死んだと思い彼を火星に残してきた)ヘルメス(火星地球移動船)の他のクルーにワトニーが生きていることが知らされる。 Sol 114 NASAが、アレス4のMDVの重量の問題をクリア。ワト…

マーズ・オデッセイ Sol 97-98 通信手段確保

Sol 97 NASAが、パスファインダーからの信号を受信 通信手段(第一段階) パスファインダーの360度回転するカメラの動きを利用してASCII(16進法)でデータを送る。直接文字を送らないのは、27種類の文字(アルファベットとクエスチョンマーク)を360度(360…

マーズ・オデッセイ Sol 61-96 遠征

NASA 衛星コントロールのミンディ・パークが、火星周回衛星からの画像とアレス3のミッションログを照らし合わせて確認し、誰かがアレス3の地点にいるのではないかと推測する。 ・ 非常用のポップアップテントが2つセットされている。 ・ 強風が吹いたのに…

マーズ・オデッセイ Sol 6-42 生命維持と食料生産

注釈Sol: Mars solar day(24時間37分) タイトルをマーズ・オデッセイと名付けましたが、内容は小説「火星の人」アンディ・ウィアー(ハヤカワ文庫)にもとづいています。小説の内容から技術的な背景を考察していきます。 マーク・ワトニーは、火星に一人取…