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ISS多目的補給モジュールラファエロ

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スペースシャトル固体ロケット上部

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スペースシャトル コロンビア

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STS-104 アトランティス打ち上げ

 

マーズ・オデッセイ Sol 458-504 アレス4 MAVまでの長い道のり

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アレス3からアレス4までの旅程(直線距離で3200キロ)

注)この図は、私が小説にある情報をもとにGoogle Marsの火星図に書き込んだものであり、正確さについては保証できません。

Sol 458

出発10 Sol目、マウルス谷に到着、2回目のエアー・ソル(酸素供給器稼働に電力を使う日)

Sol 462

マウルス谷の中間あたり

ナビゲーションには、緯度経度を利用している。フォボスの沈む時間を利用して経度を計算(特別な計算式があるらしい)し、手作り六分儀を利用して夜にデネブ(地球の北極星みたいな星)を観測して緯度を求める。

Sol 466

アラビア大陸の端に到達、これからはクレータがたくさんある地域。

高度を比較している。ハブがあるアキダリア平原(マイナス3000m)、アラビア大陸(マイナス500m)、2500m上ってきた。

Sol 468

ラザフォード・クレータとトルーヴェロ・クレータの間を抜ける。地図上は1440キロ走行。

Sol 474

マルト・クレータの縁にぶつかる。走行を終了し、夜になるのを待ってデネブを観測し位置を確認。

Sol 475

マルト・クレータに正面からぶつかったことを確認。どちらに迂回しようかを決めるために、クレータの縁のてっぺんまで1キロのEVAを行う。東西の視界の違いから砂嵐の中にいることに気が付く。数日前から太陽電池の効率が落ちていることからもその可能性が高い。砂嵐につかまると十分な電力が確保できず、死に至る危険性がある。

Sol 476

80キロの間の3か所の同時刻の太陽電池のワット量を比較し、嵐の輪郭を推測することを考えつく、手持ちの機器で簡易的な計測器具を作成。

Sol 477

太陽電池パネルの効率が97%から92.5%に落ちていることから嵐が東から西へ移動している可能性が高いことをつかむ。

Sol 479

正午時点で、3点の太陽電池パネルの効率ロスが、北12.3%、中間地点9.5%、南6.4%であることがわかる。嵐は北側にあり、西に進んでいることはわかっている。南東に行けば嵐を回避できる。

Sol 484

嵐から抜け出した。嵐を避けているうちに540キロも南下し、メリディアニ大陸に入っている。アラビア大陸のでこぼこした地形よりは少し運転しやすい。残る距離はあと1030キロ。

Sol 497

スキャパレリ・クレータの入り口に到達。縁と盆地の底との差は1.5キロ、スロープの長さは45キロ以上、傾度2度。何の問題もないはずだったが、ローバは斜面を転がり横転。トレーラ(生命維持系積載)との接続が分断され、貯蔵系の生命維持に自動切り替えられる。MAVまであと220キロ。

Sol 499

ローバ復旧

Sol 500

トレーラ復旧

Sol 502

安全確保のために、残りの45キロのスロープでは、平均時速を25キロから5キロへ減速

ついにスキャパレリ盆地の中へ到達

Sol 503

63キロ走行、あと148キロ

Sol 504

90キロ走行、あと50キロ

ついにMAVの信号を受信(NASAはアレス4のMAVをアレス3のハブのふりをさせ誘導信号を発信させた)

そしてスキャパレリの南西部で高さ27メートルのMAVを発見。