マーズ・オデッセイ Sol 97-98 通信手段確保
Sol 97
通信手段(第一段階)
パスファインダーの360度回転するカメラの動きを利用してASCII(16進法)でデータを送る。直接文字を送らないのは、27種類の文字(アルファベットとクエスチョンマーク)を360度(360度÷27=13度)の動きで送ると不正確になるため。
注釈 ASCII:コンピュータで使われている文字コード
交信開始 ASCIIで地球から質問が送られ、答えを紙に書いてカメラに向け、地球から読んでもらう。
ASCIIで綴れ
STATUS(現況)
HOWALIVE(生存の経緯)
CROPS?(作物?)
WESAW SATLITE(衛星で見た)
BRINGSJRNROUT(ソジャーナを外に出せ)
SJRNRNOTRSPND(ソジャーナ、応答せず)
WORKINGONIT(検討中)
通信手段(第二段階)
パスファインダーには2つの通信手段がある。
1. 地球と交信するもの
2. ソジャーナと交信するもの
2をアレス3のローバの周波数で送信できるように変える。
ジャック・トレヴァー(ソフトウエアエンジニア)が登場
パスファインダーからローバへ送信できるようにはできる。しかし、ローバに受信させたり、ローバからパスファインダーに返信させたりできない。
ローバのソフトウエアをワトニに書き換えてもらうことを提案し、
ソフトウエアを開発中(20メガバイト、送信するのに3年ぐらいかかりそう)
ジャックが短時間にソフトエアを送る方法を考案し、ワトニに作業方法を教える。
Sol 98
新しい通信手段が確立(長文でのやり取りが可能になる)
NASAからワトニーへ
「MDVを、短時間、水平飛行させる方向で調整中
アレス4到着までの食料を送り込む予定であることを伝える」
ワトニーからNASAへ
「食料生産により、Sol 900まで食料が持ちそうであることを伝える」