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ISS多目的補給モジュールラファエロ

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スペースシャトル固体ロケット上部

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スペースシャトル コロンビア

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STS-104 アトランティス打ち上げ

 

まち歩き

昨年、自作の計測装置を持ち込んで、バリアフリーマップ作成のための道路の傾斜計測実験に学生たちと参加しました。その時の結果は、次の論文にまとめました。「宮嶋宏行, Arduino を利用したバリアフリー移動のための街路の傾斜計測に関する一試行, 生態工学, Vol.30 No.4, 2018

それ以降、医工学、医療福祉、宇宙工学、最適化、人工知能と適度に自分の専門分野が融合しているので研究テーマに据えています。

12月9日、千代田区を拠点に活動するNPOが、中央区でもバリアフリーマップの作成を開始したことを知り、初めてその活動に参加しました。今回は、日本橋、銀座で、歩道の段差、みんなのトイレ、公共施設などを再調査しました。基本は、ボランティアの人手により1つ1つ情報収集します。国内外に情報収集アプリもありますが、情報の精度から言えば、人力収集が一番情報の粒度がそろっていると思います。

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日本橋周辺で、傾斜計で歩道の傾斜を計測(2018/12/9)

東京バリアフリー情報 NPO法人 リーブ・ウィズ・ドリーム

そのときにNPO代表の方から、12月18日に御茶ノ水駅周辺で行われる国土交通省バリアフリー情報収集実証実験に誘われました。

住民投稿情報等を活用した実証実験 NTTデータ経営研究所

参加してみると、NTTデータが開発中のアプリの実証実験で、30名くらいの一般の方が参加していました。5つの班に分かれ、指定された目的地まで、アプリに示された経路を辿り、情報の正確さを検証・修正します。

アプリは、利用可能なデータを利用して、車イスで移動できる最短路を案内してくれます。

今回の実験参加を通して、得た教訓を、ぜひ自分の研究に反映させたいと思います。

※都心は、高層ビルが多く、準天頂衛星「みちびき」を利用した位置測定も需要があると思いますが、スマートフォンGPSはみちびきに対応しているものは増えているが、ミドルウェアで対応しているものが少ないため、不特定多数の人が利用するアプリに実装するのはまだ難しいようです。

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御茶ノ水駅周辺でアプリを利用して歩道の傾斜を計測(2018/12/18)

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御茶ノ水 ソラシティ周辺

目的地のワテラスからの帰りは、最適なバリアフリールートではなく、バリアーフリーではないルートを通ります。千代田区は、急な坂道が多いです。(2018/12/18)