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ISS多目的補給モジュールラファエロ

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スペースシャトル固体ロケット上部

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スペースシャトル コロンビア

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STS-104 アトランティス打ち上げ

 

ドローンが話題になっていますが

首相官邸にドローンが侵入、墜落して以降、何かとドローンが話題になっています。

私は、米国で火星表面探査の模擬実験を実施しているときに、

欧米のメンバーがドローンを利用して探査地点を上空から偵察しているのを見て、興味を持ちました。

(実際の火星では、大気が薄いため地球上で利用しているようなドローンは利用できませんが・・・)

私たちの模擬実験の結果、惑星表面でローバや人が移動するときには、その場での上空偵察が重要だと気が付いたからです。事前の地形調査だけでは不十分です。

店頭やネットで買えるドローンにも、低機能で安いものから高機能で高額のものまであります。

そこでとりあえず低機能で安いものをアマゾンで購入し、調査を開始しました(2015年1月ごろ)。

そこで分かったことは、

1.飛行時間が短い 小型のものだと5分程度です。何かを搭載して重量が重くなれば、飛行時間はもっと短くなるかも。

2.操縦が難しい 前後左右が分からなくなる。見失う。加速減速の加減が難しい。

3.微調整が難しい。リモコンに微調整のつまみがついてますが、ホバリングさせるのも難しい。落下させてプロペラの形状が少しでも変形すればなおさら難しくなります。

*操縦は難しいですが、運動性能には満足しました。4つロータがついているので、機敏に様々な動きができます。宙返りも簡単にできます。

侵入したけれども、見失ったというのも理解できました。

だから最近の商品は以下のような機能があるんだということもよく理解できました。

Phantom 3 を見失うことは決してありません。GPSGLONASS を組み合わせることで、Phantom 3 は現在位置とユーザーとの関係を完全に把握します。より精密にホバーし、より正確に移動し、より速く衛星に接続します。(DJI ウエブサイトのPhantom 3 の説明)

コントローラにリアルタイムの映像やライブマップ機能があるのも理解できます。

精密フライトで安定したホバリング 、飛行時間の延長、オート帰還、オートランランディング・・・

そろそろ上位機種のドローンに移行しようと思っていた頃、首相官邸への侵入事件が起こりました。

この事件が起こる前から、近所でこんなものを飛ばしたらかなり危ないと思っていました。

テレビに出演しているプロの方みたいに、最初からうまく操縦できるわけではありません。

テロ以前に、飛行中に見失って、人に怪我をさせる可能性の方が高いです。

今日、綜合警備保障が、センサーで侵入ドローンの音を検知する、というニュースが出ています。

キャンパスで飛ばすと、隣のマンションの住人からクレームを入れられる可能性もあるので、今日は体育館の中で実験飛行をします。