企業 vs. 市民 ・・・ 脱原発
11月5日は全米で選挙日だったんですね。ここボルダーでも市議会議員選挙が行われていました。
ローカル局の放送で選挙演説をたまに見ましたが、すごくわかりやすい英語でみなさん演説します。
さて、以前、NO 310の住民投票について書きましたが、関連する2つの投票結果は、
2E Electric Utility Amendment, Yes
310 Xcel-backed Amendment to the City Charter, NO
と市民団体の主張する通りになったようです。ただ、地元の新聞を読んでいると企業側にとっても部分的勝利だと書いてあります。(私は、この背景がよくわかりません。今度知り合いに聞いてみましょう)
今回の戦いは、クリーンエネルギーを大企業の手から守る(市民団体側の主張)というのが争点だったようです。問題を単純化しすぎじゃなかと思います。
ただし1つ分かったのは、(私が日本いるときに)最新技術と思っていたものが、大企業のイメージアップの材料に使われているだけだったということです。
話は変わりますが、私は、日本で原発が一番多く存在する県の出身です。
福島での原発事故の後、米国でも、こんな特集が組まれるようになったんですね。
11月8日 米国東部時間 9pm
"Pandora's Promise": A preview of CNN's upcoming nuclear power documentary
私が日本を離れたあとで、
日本では、小泉元首相が脱原発の発言をして、ニュースになっています。
また山本太郎参議院議員の園遊会での行動が問題になっています。
このボルダーの問題を日本の問題に置き換えてみると
だと思います。
このような双方がマスメディア、ソーシャルネットワークに大量の資金を投入した大キャンペーン合戦が将来日本で起こらないことを祈ります。(会計報告を見ていると、かなり地元のマスコミに経費をかけた様子がうかがえます)
両方に共通して私が感じたのは、
電力供給側の話を争点にしていますが、電力の需要側の将来像を議論しないと・・・。